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【剣盾S32】ザシアンオープニング【最終284位】

パーティーとID



 

 

1.【先付】

 

 どうも、紅茶ラテ(@koutyaratte)です。
 S32ランクマッチと巫女笛オフに参加してきたところ、そこそこいい感じの戦いができたため記事を書きました。
 戦績はランクマッチで最終284位,1891p、巫女笛オフは、宝塚はブボを買えpokeの名義で参加し、スイスドロー予選5-1で3位通過後、決勝トーナメント0回戦で負けて敗退でした。

 

2.【コンセプト】

・強いポケモンを強く使う
・選出を固定して雨の感覚を疑似的に使えるようにすると同時に、選出のミスを軽減する。

 

3.【構築経緯】


 オフに来いとオタクとの通話でいわれたので構築を考えることになった。ただ、ポケモンをやってなかったため環境やトレンドを全く知らないうえ、プレイングや選出がゴミになっている可能性が高いと考えられた。それでも折角行くなら身内に煮え湯を飲ませたかったため、【強いポケモンを強く使う】と【選出をパターン化して固定することで下手×ブランクのハンデを相殺する】の 2つをコンセプトに構築を考えることにした。このコンセプトを採用する以上、極めて性能の高いポケモンを採用する必要があった。
 そこで具体的な思考として、まず伝説は2体とも選出するのが強いこと。そしてダイマックスはジェットを強く使える伝説アタッカーに切る動きが強く、またもう一体の伝説枠は非ダイマでありながらダイマックスと互角に戦える性能があるザシアンかムゲンダイナを選択するのが強いと考えた。
 ここからザシアン+イベルタルの並びを採用し、ザシイベ@1の選出を固定化するものとして、ザシアン受けに対して後投げして一方的に展開が可能なカゴ眠るラグラージ、明らかに厳しいカイオーガを封殺しつつ一緒に組んでいるであろうザシアンやゼクロムをワンパンできるHD襷カウンタートリトドン、同じく厳しいホウオウ軸を事故死させることができるスカーフエッジヒヒダルマを採用するところまで決めた。
 ここまで決めて育成をしていたらオフ会場についていたので、実質5体構築で参戦することになったが、ラス1枠に面白要因のコイキング、お守り要因のキングドラ、なんか強そうなサンダーで迷っていたところ、ヌケニンの牽制になることに気づいてサンダーを選ぶことになった。こうして構築が完成した。

 

4.【個体解説】

 

4-1.【ザシアン】

ザシアン @朽ちた剣
191(188)-207(132)-144(68)-x-136(4)-201(116+)
巨獣斬・じゃれつく・電光石火・剣の舞

 

HーB:+1A244ザシアンの巨獣斬+電光石火確定耐え
    +2A207ザシアンの巨獣斬最高乱数切って耐え
    Å238白バドレックスのダイアース最高乱数切って耐え
HーD:+1C217黒バドレックスのアストラルビットを最高乱数切って耐え
 A :+1巨獣斬で無振り黒バドレックス確定1発
    +1巨獣斬+電光石火+イベルタルの不意打ち+珠ダメージ2回でダイマックスガマゲロゲを確定 
    +1巨獣斬+電光石火+イベルタルの不意打ちorステルスロック1回でザシアンに変身したメタモンを確定
 S :最速130族抜き+準速ザシアン抜き

 

 最強のわんわんお。181戦中180戦選出。

 この子の初手置き性能を信じて基本的に先発利用することから、チェスの定石になぞらえて構築名をザシアンオープニングと名付けた。
 ラグラージイベルタルの調整と併せてほぼ全ての相手に対して勝ちプランを明示できる。特性の表示順で多くの伝説のスカーフ判別が可能なのも便利。トドンで圧をかけることにより遅いカイオーガに上からじゃれを撃ったり、ザシザシ対面ではこちらが早いなら剣の舞・こちらが遅いならラグバックで身代わりザシアン以外に対して有利な展開が可能。
 インファイトが欲しい場面も多かったが、気合と立ち回りでなんとかなる場面が多く、逆に電光石火はプレイングでごまかせない場面で必要なことが多かったので、多分こっちで正解だと思う。

 あと全戦通してじゃれ外しが覚えてる限り3回しかない。本当に自覚があるので大事にしたいと思う。

 

4-2.【イベルタル

 

イベルタル @珠
201-135(-)-126(84)-190(172+)-118-151(252)
デスウイング・悪の波動・熱風・不意打ち

 

H-B:+1A244ザシアンの巨獣斬確定耐え
 A :一応不意で無振りダイマックス黒バドレックスが確定
 C :珠ダイバーンでザシアン確定
 S :ジェット1回で黒バド抜き

 

 めっちゃ強い鳥。調整はどっかからのパクリ。181戦中180戦選出。
 高い火力と高い耐久とダイジェットで上がるSで全てを粉砕していた。バーンでザシアンも吹っ飛ばせるし、巨斬も耐えるのが偉かった。不意打ちはチョッキ持ちの伝説と撃ち合うのに使ったり、疑似的にザシアンの火力ラインを押し上げるほか、ステロと併せて気合入れたプレイングでバンギやラッキーを破壊するなどの活躍を見せた。よく珠ダメで爆発していったのだけは微妙だが、火力が欲しかったのでまあ仕方ないと思う。

 

4-3.【ラグラージ

 

ラグラージ @カゴ 激流
207(252)-130-151(220+)-x-115-58(-)
クイックターンステルスロック・欠伸・眠る

 

H-B:+1A222ザシアンの巨獣斬+じゃれつくを両方最高乱数切って耐え
    +4A207ザシアンの巨獣斬を確定耐え
H-D:C194珠サンダーのダイジェットを確定耐え
 S :最遅

 

 おもしろおもちゃ枠その1。カゴ眠るラグラージ。調整はどっかからのパクリ。選出率体感7割。
 ザシアンに対して飛んでくる行動として一般的な物理受けバック、早い奴や襷枠からの鬼火・電磁波に対して非常な安定なクッションとして使え、ザシザシ対面で相手のほうが早いにもかかわらず物理受けにひいてきた場合もカゴを盾に一方的に展開できる激つよおもちゃ枠だった。死に出しの場合の立ち回りを行う場合メタモン入りに対して1回までザシアンの剣舞が許されるのも立ち回りを拡張できて強かった。
 ただし、ラムや身代わり持ちの積みエースに対しては相当シビアな立ち回りが要求されることが露骨な欠点として浮上していた。最終日前にすのほさんに相談したら、カゴラグじゃ天下取れねえよって言ってたが本当にそうかもしれない。
 立ち回りとしては、今は亡きかおるんかおるん7の教えである「†最速起きは考慮しない†」を意識して動かした。大体最速起きはされなかった。ありがとうかおるんかおるん7。フォーエバーかおるんかおるん7。

 

4-4.【トリトドン

 

トリトドン @襷
218(252)-x-88-113(4)-147(252+)-59
熱湯・カウンター・欠伸・自己再生

 

H-D:特化

 

 おもしろおもちゃ枠その2。カイオーガへの嫌がらせとして入れた。選出率体感1割ちょい。要改良枠。
 一緒に組んでいるであろうザシアンやゼクロムを殺してどや顔するためだけのカウンター採用。その他はテンプレ通り。D方面が固く、カイオーガに対して投げて欠伸で流したり、サンダーのDMをしのぎきったりはしていたが、物理方面が薄くて色々なポケモンにぼこぼこにされていた。ステロやダイマックス技の天候変化で襷が削られることも多く、使うのがとても難しかった。水無効枠は構築にどうしても欲しいが、コレジャナイ感が強かったので多分HB地震オボンとかのほうがよかったと思う。

 

4-5.【ガラルヒヒダルマ

 

ヒヒダルマ @スカーフ
181(4)-192(252)-75-x-75-161(252+)
氷柱落とし・フレアドライブ・馬鹿力・ストーンエッジ

 

 A :ぶっぱ
 S :特化

 

 ホウオウ軸を殺す100の方法その1。ジェットしたホウオウを止めるための最速採用。選出率体感2割切るくらい。
 ザシアン意識のフレドラ、ディアルガ意識の馬鹿力、ホウオウ意識のエッジをそれぞれ採用。ホウオウ軸に初手投げしてじゃんけんをする。じゃんけんと外しでこっちが微不利だと考えていたが、最終日に思い付きでコイントスで鋼枠引き読みフレドラかエッジを押すかを決め、エッジを押す場合にスマッシュ!と叫ぶことにしたところ、全ての択に勝ったし、エッジも全弾あてた。ダイマックスしたホウオウも高乱数引いて消し飛ばした。最終日3日前はつらら3連外し→2連麻痺で僕を発狂させていたので自覚の変化がやばかった。

 ただし、こいつがいるせいで初手からスカーフメタモンが投げられるのは不快だった。

 

4-6.【サンダー】

 

サンダー @ゴツメ
165-x-110(36)-197(252+)-110-148(220)
雷・暴風・ボルトチェンジ・電磁波

 

HーB:A4振りザシアンの+2巨獣斬を乱数上2つ切って耐え
C:ダイジェットでH252ザシアンの作成した身代わりを確定破壊
  雷ベースダイサンダー+ゴツメ1回+身代わり生成負荷でH252ザシアンを乱数上3つ切って倒せる
S:+1でザシアンの上をとる

 

 ヌケニンとか水枠を牽制するために適当に突っ込んだ枠。
 オフの時は適当にボックスにいたやつを入れていたが、こちらより早いザシアンが身代わりを初手で押してくるのがあまりに不快だったため、最終日3日前に急遽身代わりザシアン絶対殺す調整に変更した。ザシイベに身代わりが搭載されるケースが多かったので、そこに出していくつもりでいたが取り巻きが無理すぎて結局身代わりザシアン切ってラグを投げる機会も多く、181戦やって選出は1回だけだった。
 もはやなんでもいい。あまりに出さないので、最終日にコイキングを入れてコイキング入り最高レートを主張しようと思ったが、今期は100位代に朽ちた剣コイキング入りが居たことからコイキングを入れても最高レートは主張できなかった。多分入れてたら敗北感で寝込んでいたと思うのでこれはよい采配だったと思う。

 

5.【選出】

 

基本選出(下のパターンに合わないもの全てに選出)
ザシアン+イベルタルラグラージ

 

vs黒バド入り
イベルタル+ザシアン&ラグラージ

 

vsオーガ入り
ザシアン+イベルタルトリトドン

 

vsホウオウ入り
ヒヒダルマ+ザシアン&イベルタル

 

vs黒バドホウオウ
イベルタル+ザシアン&ヒヒダルマ

 

vs身代わりザシアンの型がわかっている相手/ラグがいなくても何とかなりそうなイベザシ
ザシアン+イベルタル&サンダー

 

これ以外は出さないし脳がバグって出したときは全部負けた。選出はとても簡単。

 

6.【重い奴】

 

・ラム/身代わり持ちの積みアタッカー
相当うまくやらないと厳しい 下手な相手ならギリギリ何とかなるが上位のランカーに握られるとほぼ無理

 

・上手なホウオウ軸
ダルマをうまくケアされるとEasy Winを取られてしまう 考えるのがめんどくなったのでコイントスで解決した

 

・壁かミストフィールドから展開してくるタイプのスカーフメタモン
うまいことザシアンを温存すればギリ何とかなる

 

バンギラス+物理受け
気合とステロで削って物理アークで殺しきるなど薄い勝ち筋をメインラインにおかざるおえないのがしんどすぎる

 

7.【全体感想】

 選出の基礎パワーが高く、調整も色々なポケモンを対処できるように意識して組んだこともあり、プレイング次第でほぼ全ての軸に勝てる上、選出時間のうち1分以上をゲームプランの考察に使えるため序盤の優位をとりやすい。反面少し削れただけで選択できなくなる勝ち筋が多く、許容できるプレミの量が少なくなり、プレイングで勝てない相手やプレミを起こした試合では本当に何にでも負けた。一番下手な時は伝説抜き構築にも負けたので本当によく考えることが大事。特にザシアンを通すのかイベルタルを通すのか、どちらをメインラインにするのかを早期に選択してそれに沿って動かすのが重要だと思う。

 長い記事でしたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。